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医者が『言わない』こと- 近藤誠著 を読んで
2022年7月28日

昨日、人間ドックを受信しました。そのあとで本屋で見かけた本で気になったので購入した本があります。
医者が『言わない』こと- 近藤誠著
という本です。
この本の内容は人間ドックを受けた直後に読んで結構衝撃的な内容だったのでご紹介します。
- 人間ドックは効果がないので欧米では実施されてない
- 人間ドックを受診すると逆に死亡率が高くなる
- 抗がん剤は全く効果がないだけでなく、抗がん剤で人間は死亡する
- がん手術を行うと、がんが再発しやすい
人間ドックを受診したときに、保険対象外ということもあり至れり尽くせりのおもてなしを受けました。費用は掛かるものの費用に見合ったサービスだなと思いました。
しかし、人間ドックで検査をすることで、検査結果で異常値が出れば、治療する必要がない病気まで、病気と認定されて治療を行うことになります。
この自覚症状がない病気に対して行われる治療が逆に寿命を縮めるのだそうです。
早期がんを切除すると、その場所にまた再発しやすい特性があるそうです。がんは手術で触らない方が悪化しにくいという衝撃的なことが書かれています。
早期がんで特に自覚症状もない場合は、積極的にがんを切除するのは悪手だということです。がんは何もしないことが延命する時間を延ばす最善の方法だそうです。
高血圧や糖尿病なども数値だけで判断して、薬で治療するというのもの寿命を縮めるそうです。
お医者さんは、定期健診や人間ドックが寿命を延ばすことに効果がないことは百も承知だそうです。なので、お医者さんは定期健診や人間ドックを受診する人は少ないそうです。
目次
医者だけが知っている秘匿事例(一部)
本の帯に書かれていた、医者だけが知っている秘匿事例(一部)をご紹介します。
- 医者は人間ドックを受けたがらない
- 血圧を無理に下げると脳梗塞を起こしやすい
- がん検診では、転移を防止できない
- 子宮がん検診を導入したら、死亡率が増えてしまった
- 胸部エックス線撮は、発がん率を上げてしまう
- 抗がん剤は効かないと知っている
- CT撮影はエックス線の300倍も被爆する
- 『早期がん』の発見は欧米に比べて多すぎる
- 手術するとがんの再発リスクは激増する
- 病院では安楽な最期は迎えられない
近藤誠 主張
- 手術、抗がん剤で治るという医師らを批判。
- 健康診断やがん検診が、無意味どころか、むしろ有害。健康な人に見つかる病気は治療しないほうが長生きできるという比較試験のデータが数多くある。
- 「がんもどき」は悪化しないので放置しても良く、治らないがんは発症時に生命予後が決まっているため放置して静かに死を迎えるべきだと主張。
- 女性は医療の犠牲になりやすい。特に乳がん検診で受けるマンモグラフィは有害。信頼できる海外の比較試験では、約9万人の被験者をマンモグラフィありとなしのグループに分けて追跡したところ、定期的に実施してもがん死亡者数が減らない上、一度の検査で乳がん発症の原因になりうるほどの放射線量を浴びる。日本では乳房を丸ごと切除する"乳房全摘出手術"が増加しているが、近藤の元にセカンドオピニオンで来る患者で、本当に全摘出が必要だった人はほとんどいない。また、子宮頸がん検診では、寿命が延びたという比較試験はなく、受けるメリットはなく、早期発見・早期治療で不要な手術をさせられ、子供を産めなくなってしまう可能性がある。
- 胃がん検診をやめた長野県の泰阜村では、胃がんで死ぬ人が半分以下になった。治療しなければ長生きできた人が、手術を受けたために早く死んだ"治療死"が胃がんで死んだことにされてきた。
- ワクチンに対しても批判的な立場を取る。2018年に『ワクチン副作用の恐怖』を出版。
- メタボは厚生労働省を巻き込んだ陰謀の一端。日本ではBMIは22が標準とされているが、実測データでは、男性は25-27が最も死亡率が低い。女性も高コレステロール血症とされた人の寿命は平均値の人と変わらない。基準値を引き下げるのは薬を売るため。こういう国は他にない。